「交響詩ウルトラセブン on Brass」2枚組CDが12月21日発売!
2022年に放送55周年を迎えた『ウルトラセブン』。
作曲家、冬木透が作り上げた「交響詩ウルトラセブン」と「交響曲ウルトラコスモ」を吹奏楽版にアレンジし、吹奏楽の日本最高峰である陸上自衛隊中央音楽隊の約50人の大編成による演奏で新たにレコーディングを敢行したCDが12月20日発売!
短い歌ものの個別アレンジでなく、作品の世界観を最も端的に表現している「交響詩ウルトラセブン」、そしてそれと対を成す冬木透の入魂の名作「交響曲ウルトラコスモ」。それぞれに、ウルトラマンシリーズ屈指のレジェンド、飯島敏宏と上原正三によるオリジナル・ストーリーを曲間に挟む感動的な構成になっています。
ストーリーを語るのは、『ウルトラセブン』の主人公モロボシ・ダン役の森次晃嗣氏。その説得力のある落ち着いた声で語るストーリーが、楽曲に隠された様々なモチーフを浮かび上がらせ、全体で音楽物語のように聴かせる効果を生み出している。
平和の使徒であるウルトラセブンの音楽を、平和を守る陸上自衛隊の中央音楽隊が演奏し、主人公のモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣氏による録りおろしナレーションも収録した至高のアルバム!!
<収録曲>
①交響詩ウルトラセブン 編曲:佐藤誠一 オリジナル・ストーリー:飯島敏宏
01 Story I
02 第1楽章 ウルトラセブン登場
03 Story Ⅱ
04 第2楽章 怪獣~侵略のモンスター
05 Story Ⅲ
06 第3楽章 ウルトラホーク発進! 進めウルトラ警備隊!
07 Story Ⅳ
08 第4楽章 侵略者の魔手 ~煩悶するモロボシ・ダン~
09 Story V
10 第5楽章 さようならウルトラセブン!
②交響曲ウルトラコスモ 編曲:藤原典子 オリジナル・ストーリー:上原正三
11 Story I
12 第1楽章 太陽をこえて
13 Story Ⅱ
14 第2楽章 光をあびて
15 Story Ⅲ
16 第3楽章 暗黒の淵から
17 Story Ⅳ
18 第4楽章 輝きの環をⅠ
19 Story V
20 第5楽章 輝きの環をⅡ
【作曲】冬木 透
【演奏】陸上自衛隊中央音楽隊
【指揮】交響曲ウルトラコスモ:樋口孝博(隊長)
交響詩ウルトラセブン:石村俊之(演奏班長)
【ナレーション】森次晃嗣
2022年12月21日発売
価格:2,970円(税込)
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交響詩ウルトラセブン
ウルトラセブンの音楽は、「宇宙の広がりというのは、テレビのフレームでは表現できないから、音楽で表現してほしい。
子どもの耳にためになる壮大な音楽を作れ」と監督・円谷一からの注文を作曲家・冬木透が受けて、キャラクターに特定の楽器を当てるライトモティーフの手法が取られており、クラシックの技法を重視して子どもの音楽性が育つよう和声感覚を重視した曲が作曲された。
「交響詩ウルトラセブン」は『ウルトラセブン』放送開始12年後の1979年にLPレコードの企画アルバムとして『ウルトラセブン』に使われた曲を選曲し、5楽章の交響詩として楽器の編成を大きくフル編成のオーケストラに再構築し、「交響詩ウルトラマン」とのカップリングで発売された。
2009年3月14日には、冬木透初の指揮により東京交響楽団のフルオーケストラで、「交響曲ウルトラコスモ」と共に演奏され、その後にCDやDVDとして発売された。
「交響詩ウルトラセブン」吹奏楽版は広島市文化財団の委嘱によって作曲家・佐藤誠一が編曲し、2014年9月14日に広島ウインドオーケストラによって初演された。
交響曲ウルトラコスモ
「交響曲ウルトラコスモ」は1993年7月にサントリーホールで円谷プロ30周年記念として開催された「ウルトラマン シンフォニー・コンサート」で、指揮:山下一史、演奏:東京交響楽団で初演された。コンサートは3部形式で開催され、第2部のウルトラマン大全集として組まれた構成の中で、『ウルトラマン』から『ウルトラマン80』までの主題歌や劇中テーマ音楽をモチーフにしたオリジナル・シンフォニー作品として生まれた。
作曲家・冬木透は、ウルトラマンシリーズの創作で大きな存在と影響力があり41歳で早世した円谷一(二代目円谷プロダクション社長、監督、脚本家、作詞家)に捧げる曲として作曲した。
冬木透は自作のもう一つのシンフォニー作品である「交響詩ウルトラセブン」の方がウルトラマンシリーズのファン達からの受けが良いが、「交響曲ウルトラコスモ」ではウルトラマンシリーズの劇中音楽をそのまま使用するのではなくアレンジし、音楽でオリジナル・ストーリーを表現しており、音楽的に面白い作品だと語っている。第2楽章ではウルトラマンシリーズの挿入歌のひとつである「ウルトラの母のバラード」をメインモティーフとして、トランペットが朗々と大きな愛を響き聴かせ、全楽章にわたり至る所で楽器のソロ演奏が出てくるなど、演奏者には嬉しい緊張感をもたらす作品である。
原曲は全4楽章だが、吹奏楽版は演奏しやすいように4楽章目を二つに分けて全5楽章で編曲された。
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