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ウルトラマン

ユリイカ10月号は「円谷英二 特撮の映画史・生誕120年」特集!著:中野昭慶、小中和哉、白倉伸一郎、田口清隆、内田裕基ほか

ユリイカ 2021年10月号 特集◎円谷英二 ―特撮の映画史・生誕120年―

9月28日発売のユリイカ 2021年10月号は「特集◎円谷英二 ―特撮の映画史・生誕120年―」!

時代劇映画に新たな陰影を与え、航空機というスペクタクルを演出し、戦争映画の輪郭に携わった。戦後、特技監督という職掌を確立し、『ゴジラ』を本多猪四郎とともに監督する。そして『ウルトラマン』へ――特撮という営為に結実していく円谷英二の映画史を描きなおす。

<目次>
■インタビュー
「驚き」を創造する――円谷英二の感覚と技法 / 中野昭慶 聞き手・構成=馬場裕也

■歴史と現在
円谷英二が生み出した特技監督という職種 / 小中和哉
或る遺伝子の夢 / 田口清隆

■特撮の思考
「特撮」再考――円谷英二が担わざるを得なかったもの / 切通理作
幻想を具現化する――円谷英二の理想と方法 / 真鍋公希
円谷英二の特殊技術と映像ジャンルとしての「特撮」 / 坂口将史

■特殊撮影の技術哲学
技術は中立的か――円谷英二の美学とその臨界点 / 福嶋亮大
円谷英二の見た南洋――帝国の残映とゴジラ映画前史 / 猪俣賢司
災厄のなかの人びと――特殊技術・円谷英二による本多猪四郎監督作品について / 安 智史
航空をめぐるオマージュ――円谷英二と飛行機表象 / 加藤夢三

■円谷英二、映画史に現わる
円谷英二と東宝特殊技術課 / 佐藤利明
政岡憲三と円谷英二――アニメーションと特撮の接線 / 萩原由加里
円谷英二拾遺 / 鈴木聡司
特殊撮影技術と博物館・アーカイブ / 髙橋 修

■演技する特撮
表現史的に見た円谷=ゴジラ――その日本性 / 出口丈人
世界を模型にした芸術の系譜 / 松下哲也
円谷英二と児童映画――『ゲンと不動明王』を中心に / 志村三代子
「南極基地建設」鳥瞰虫瞰――『妖星ゴラス』徹底検証ことはじめ / 高鳥 真

■円谷英二再発見
無声映画としての特撮と円谷英二イズム / 満留浩昌
円谷英二という名の呪い / 白倉伸一郎
「円谷英二」の姿を探して。 / 内田裕基

■生きつづける“円谷”
特撮の神様が遺したもの――円谷三代物語 / 白石雅彦
円谷英二と実相寺昭雄――その形ならざる姿勢をつぐもの / 樋口尚文
円谷英二とテレビ、特撮の未来――そして「技術」は「文化」となった / 馬場裕也

■特撮の裔
作為的な演技。非作為的な記録。二つの交錯としての怪獣の死。 / 足立加勇
児童文化の中の円谷英二――「映画の魔術師」が滝ヶ森湖でウルトラマンに出会うまで / 森下 達
ゴジラが沖縄をめざすとき――円谷英二を遠く離れて / 柳井貴士

■映画人・円谷英二
円谷英二主要作品解題 / 藤原征生+近藤秀樹

価格は1,760円(税込)

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