【巻頭特集】ライダーグッズコレクション 仮面ライダーゼロワン
・ゼロワン開発計画(番組プロデューサー:大森敬仁(東映)、メインライター:高橋悠也、文芸:山辺浩一、金子しん一(石森プロ)、キャラクターデザイナー:山下貴斗(PLEX)、玩具開発プロデューサー:井上光隆(バンダイ))
・DX玩具から映画入場者プレゼントの全バリエーションまで。
・企画チームによる設定~デザイン裏話の「ゼロワン開発計画」はいつもどおりの読み応えです。制作サイドが主役SAの交代を悩んでいた時、高岩氏は既に主役降板を決心していたとか。話数短縮がなかったらバルキリーも最終パワーアップがあったとか。ジャッカルレイダーのヘルメットの下にはバルキリーと同じマスクが隠れているとか。或人=或る人≒ a man で、聖人君子ではなくどこにでもいる人間を主人公としたかったという想いがこもっているとか。ヒューマギア用の充電器は椅子型とか。面白い話は数々。担当デザイナーのコメント付きのデザイン画は残念ながら、ヘルライジング、エデン、アバドンまでで、ルシファーと『仮面ライダー滅亡迅雷』で新登場のキャラは掲載されていません。ゼロワンはご存知のとおり「バッタ」モチーフですが、エデンは「人間」モチーフの仮面ライダーとしてデザイン(赤いラインは血管がモチーフ、エデンゼツメライズキーは人間を絶滅種としたキー)、アバドンは「イナゴレイダー」としてデザインされたそうです。
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秋葉原の書泉ブックタワーでは売り切れ・補充注文中で驚きました。今号が人気特集だったので売れた、というより、普段が余り売れなくなっている(から入荷数が少ない)んだろうなぁと改めて痛感しました。
企画チームによる裏話で印象に残るのは、想像できなかった内容(エデン=人間モチーフとか)や、いろいろ勘ぐっていたのに拍子抜けするようないきさつだったことです。コメントに書かなかったことでは、フォースライザーで変身するゼロゼロワンが、アナザーワールドの或人はヒューマギアだという初期稿の名残だということも、興味深かったです。